借入れ前の返済計画、きちんとシミュレーションできていますか?

Loan Repayment

(写真=Rasdi Abdul Rahman/Shutterstock.com)

返済計画は、借入れを行う際に重要な情報の1つです。返済計画がしっかりと立てられていないと、借入れを断られてしまうこともあります。そこで、借入れを行う際にはシミュレーターを利用して返済計画を立てることを考えてみましょう。

シミュレーターを利用してみよう

不動産や車を購入するために必要な金額を借入れるためには、返済計画を立てる必要があります。毎月の返済額を計算するためには、借入金額、返済期間、金利が必要です。ところが、実際に計算を行うと、計算式が複雑で時間も手間もかかるため、借入先の比較や条件を変えて複数のパターンを検討するのは現実的ではありません。

そこで、融資を行っている業者の多くは、借入れの際に活用することができるシミュレーション機能をホームページなどで用意しています。事前にシミュレーションを行うことで、返済金額や利息の総額、年間の返済回数など、返済計画を立てる際に必要なさまざまな情報を簡単に確認することができます。

また、シミュレーターによっては利息や元金の減り方をグラフなどで分かりやすく確認できるものも存在するため、返済計画を立てる際はぜひ利用したいところです。さらに、多くの場合シミュレーターの利用には、個人情報などを入力する必要がないため、思い立ったときに気軽に活用できるのもポイントの1つです。

シミュレーターの入力事項

たとえば、日本政策金融公庫の「事業資金用返済シミュレーション」の入力項目は以下のようになっています。

・借入希望金額
・返済方法
・1年間の返済回数
・返済期間
・元金据置期間(利息分だけを返済している期間)
・金利

返済方法の項目では、「元利均等返済」か「元金均等返済」を選択します。元利均等返済では、毎月の返済額が一定となる代わりに、借入金残高の減りは遅くなります。一方で元金均等返済の場合、毎月の返済額は返済ごとに少なくなっていきますが、返済初期の負担が重くなるという特徴があります。一般的には返済回数が少なく、返済期間が短いほど返済総額は減ります。利息は発生した時点での元金に比例して大きくなるため、元金据置期間が長いほど返済の総額も大きくなります。

その他の主な入力項目としては、年収や他の借入金の金額や有無、ボーナス時返済分などがあります。

実際に利用してみると

たとえば、以下の条件で日本政策金融公庫の事業資金用返済シミュレーションを利用してみます。

・ 借入希望金額……2,000万円
・ 返済方法……元利均等返済
・ 1年間の返済回数……4回
・ 返済期間……25年
・ 元金据置期間……5年
・ 金利……2.1%

計算の結果、返済総額は2,664万4,830円となりました。5年目までは年間の返済額が42万円で、元金は含まれていません。6年目から25年目までは年間の返済額が122万7,240円となり、含まれる元金は81万3,620円から121万1,331円まで年々増えていきます。

シミュレーターによって異なる点もありますが、シミュレーションすることで月々の返済から細かい費用まで、借入時に知っておきたい詳細な情報を確認できます。借入れを行う際には、ぜひ利用してみてはいかがでしょうか。

シミュレーションを利用し返済計画を立てる

返済計画を立てる際にはシミュレーターの活用が必要不可欠だといえますが、実際に希望の条件で融資が通るとは限らないため注意が必要です。現実的には借入先と相談しながら借入金額や返済期間、利率などを妥協しなければならない可能性があるため、いくつものパターンを想定して返済計画を立てる必要があるといえるでしょう。

【オススメ記事】
個人事業主向けのローンは何がある? ビジネスローンのメリット、デメリットまで
ビジネスローンの審査基準とは?
中小企業が知っておくべきクラウド活用
中小企業が日本を変える! 海外展開のススメ
中小企業でのM&A、成功・失敗から学べること

businext借入れ前の返済計画、きちんとシミュレーションできていますか?