個人事業主向けにおすすめのクラウド活用

(写真=Simon Bratt/Shutterstock.com)

経営に必要なITシステムを利用するとき、個人事業主におすすめしたいのはクラウドサービスの活用です。クラウドには中小零細事業者にとって利用しやすいさまざまなメリットがあります。クラウドサービスを大きく分けると3種類あり、それぞれの代表的なサービスを紹介します。

SaaS、PaaS、IaaSの違い

クラウドはインターネット経由でサービスを受けられるシステム全般のことをいいます。大きく分けてSaaS、PaaS、IaaSの3種類があります。

SaaSはSoftware as a Serviceの略で、企業が自社のコンピューターにソフトをインストールしなくても、インターネット経由で利用できるサービスのことです。

PaaSはPlatform as a Service、SaaSを開発したり運用したりするOSのような環境がクラウドで手に入ります。

IaaSはInfrastructure as a Service。サーバーやネットワークなどのようなハードウエアをインターネット経由で提供します。

クラウドサービスの特徴

クラウドサービスの特徴として、必要なものを必要な分だけ利用できるということが挙げられます。多くは月額や年額で課金され、必要がなくなれば利用を停止することができます。自社でソフトウエアやサーバーなどを購入すれば、場合によっては大きな設備投資になり、負担が重いです。容易に撤退することはできなくなります。

一般的なクラウドサービスは利用料している期間や付与するライセンスの数に応じて料金がかかるので、買い切りでない分、安価に済ませることができます。ただし長期の利用が確実であれば、割安になる可能性が高くなるので自社資産となる購入も選択肢のひとつです。

IaaSで仮想サーバーを立てれば、大規模なデータセンターを作る必要はなく、機材やサーバー室を購入・賃借する費用がかかりません。クラウドサービスを利用している顧客全体で規模の経済を享受していることになります。

期間や場所だけでなく、データ容量についても高い柔軟性があります。一般的に契約内容にデータ容量が明記されており、必要に応じて増やすことができるのです。対応も迅速で、ハードウエアを追加で購入して後づけするような手間もありません。

インターネットに接続すればどこからでもシステムを利用できるという点も便利です。多数の拠点を同時につなぐことも容易になります。設定によっては、外出先でも自社のイントラネットに接続することなく、簡易・迅速に直接利用中のシステムにアクセスできます。

初期投資をおさえながら、個人事業主の身軽さを最大限に発揮できるサービスといえます。

どのようなクラウドサービスが存在するか

具体的なクラウドサービスとしては、次のようなものが挙げられます。

代表的なSaaSとしては、Google Appsがあります。その名のとおり検索エンジン最大手のGoogleが提供するサービスで、カレンダーやファイルの共有、Microsoft Office互換の書類作成ソフト、同じく表計算ソフトなどがあります。無料のメールソフトであるGmailを利用している個人事業主もいます。Microsoft社はGoogle Appsに近い機能を持ったOffice365を提供しています。

GoogleはPaaSでもGoogle App Engineというサービスで存在感を示しています。PHP、Python、Javaなど、プログラミングで頻繁に用いられる言語を用意し、クラウド上でアプリケーションを開発できます。

IaaSはいわゆるレンタルサーバーとしてサービスを提供している企業が多いです。さくらインターネットなどはホームページ作成者にとって人気が高いです。Amazon.comのAmazon Elastic Compute Cloud (Amazon EC2)も同社を支える代表的なサービスになりつつあります。

クラウドサービスをうまく活用

クラウドサービスは大規模な場所を確保したり高額なソフトを購入したりすることなく、必要なときに必要なサービスを受けることができます。大きく分けてSaaS、PaaS、IaaSの3つがあり、それぞれ特色があります。GoogleやAmazonなど名だたるグローバル企業もサービスを提供しており、利用したことのある人も多いでしょう。インターネットを通じてソフトの開発や、サーバーとしての利用ができます。事業の状況や設備投資計画の変化にも柔軟に対応でき、個人事業主の機動力をうまく活かすことが出来るので利用を検討してもいいかもしれません。

※当記事は2017年6月現在の情報に基づき制作しております。最新の情報は各関連ホームページなどをご参照下さい。

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