中小企業の新商品開発で失敗しないプロセスの特徴

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(写真=Rawpixel.com/Shutterstock.com)

自社商品の販売が収益の柱になっている企業の場合、新商品開発を成功させることは非常に重要です。特に中小企業であれば、ひとつの新商品を産み出せるかどうかが会社の将来性に大きく関わってくることもあります。では、どのような中小企業が新商品開発に成功しやすいのでしょうか?今回は、中小企業が新商品を開発する場合に、成功と失敗を分ける要因について解説します。

新商品開発に成功しやすい中小企業の特徴

中小企業が新商品を開発するとき、成功しやすい企業にはどのような特徴があるのでしょうか。少し古い調査になりますが、2005年版の中小企業白書に「新製品開発を成功する企業の特徴」として調査が紹介されています。その調査によると、新商品開発の成果を上げている企業はそうでない企業に比べ「企画・提案の能力」、「独自性のある商品を提供」、「先進性のある技術の導入」に特に優れています。また、企業属性の項目において新商品開発の成果を上げている企業は「恒常的に行う企画・開発の有無」に特に優れています。新商品開発に成功しやすい中小企業は、企画提案力・独自性・先進性といった強みを持っており、継続的に企画・開発を行う体制が整っているということがわかります。

では、商品開発に失敗しやすい企業の特徴はあるのでしょうか。これらについてまとめた調査はあまり見られませんが、社内での新商品開発に対する取り組みの度合いや、意識がポイントになっていることが多いのではないでしょうか。特に従業員の意識を高める上で、日頃高い目線で取引先とコミュニケーションし、情報収集をしている経営トップの掛け声が大きな役割を果たします。現場はどうしても日常の業務に目が向きがちで、気がつくと部門やラインごとに閉じたコミュニケーションが行われる様になってしまいますので、定期的に経営トップが新商品開発に向けた意識づけをしていくことが重要です。

中小企業の新商品開発向け補助金は何がある?

中小企業が新商品を開発するためには、企画力だけでなく開発資金が必要です。いくら良いアイデアであっても、資金が不足していると実現することが困難です。そこで、新商品開発向けの補助金を活用することで資金不足を解消できる可能性があります。(以下に記載する補助金に関する情報は、2017年1月現在の情報に基づいて記載をしております。募集状況は変動しているため、最新の情報は中小企業庁の運営する「ミラサポ」など各種のホームページをご参照下さい。)

たとえば「革新的ものづくり・商業・サービス開発支援補助金」は、中小企業の新商品開発に利用しやすい補助金です。これは、中小企業庁が年度ごとに交付している補助金で、経営力向上に資する革新的サービス開発・試作品開発・生産プロセスの改善を行うための設備投資等を支援するためのものです。補助の対象事業は2種類あり、「IoT・AI・ロボットを活用する革新的ものづくり・商業・サービス開発」の場合は上限3,000万円で、「経営力向上に資する革新的ものづくり・商業・サービス開発」の場合は上限500万円から1,000万円となります。いずれも補助率は必要となる費用の3分の2になります。革新的なサービスや商品開発のアイデアがある場合は、利用を検討してみるとよいかもしれません。

プランを持って上手に商品開発を

中小企業が新商品開発を成功させるためには、やみくもにリソースをつぎ込むのではなく、長期的なプランとそれを支える十分な資金が必要です。社内の優れたアイデアやノウハウを商品開発に生かし、将来の収益源として育てていくためにも、補助金を活用するなどの効果的な資金調達を検討していきましょう。

※当記事は2017年1月現在の情報に基づき制作しております。最新の情報は各関連ホームページなどをご参照下さい。

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