中小企業のM&Aが失敗する主な要因と成功のために必要なポイント

(写真=Gunnar Pippel/Shutterstock.com)

近年、中小企業においてもM&Aが活発になってきています。実際にM&Aを成功させるためには、どのような点に注意すればよいのでしょうか。中小企業のM&Aが失敗する主な要因と、成功のために必要なポイントをご紹介しましょう。

増加傾向にある中小企業のM&A

日本のM&A件数は右肩上がりで増えています。レコフデータの調査「2015年1-12月の日本企業のM&A動向」によると、2015年の日本企業のM&A件数は2,428件(対前年比+6.3%)と4年連続で増加しており、2011年の1,687件から43.9%も増加しています。そのうち、約7割が国内企業同士の案件であり、その多くが中小企業のM&Aと考えられます。

事業承継の観点からみても、M&Aに注目が集まっています。帝国データデンクの「2016年後継者問題に関する企業の実態調査」によると、国内企業約29万社への調査の中で、後継者が不在(いない、未定、未詳)とする割合が66.1%と、全体の3分の2が後継者問題を抱えています。そのため今後も、社長の高齢化とあいまって、M&Aという選択肢を選ぶ企業は増加していくことが予想されます。

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